ここでは主に転職が初めてのファッション業界の方向けに、一般的な転職活動の流れをご紹介いたします。
転職の目的は?
転職したいと思う理由は様々ですが、目的が不明確なままでの転職活動は、良い結果につながりにくいだけではなく、その後のキャリア形成にも影響が出がちです。なぜ転職したいと思ったのか、転職した先で何をしたいのか、という「気持ち」や「思考」を整理しましょう。また、資金計画や現職の引き継ぎなど、現実的な問題を客観的に整理することも重要です。
まずは「いつまでに」のゴールを定めましょう。
転職活動の前後では生活環境が大きく変化するため、想定外の出費が発生することもしばしば。活動スケジュールと併せて確認をしておきましょう。
どんな企業に応募しますか?
後悔のない転職をするためにも、求人情報はできるだけ多く集めることをお勧めします。興味のある企業の採用情報だけでなく、様々な求人サイトや転職エージェントに登録しましょう。とはいえ、アパレル業界の求人情報の中にはオープンになっていない、所謂非公開求人も数多く存在します。転職エージェントを利用する大きなメリットの一つは、この非公開求人の情報を得られることです。
業界誌や情報ポータルサイト等、身近なツールでOK!普段の視点よりももう少し視野を広げて、ファッション業界全体を俯瞰し、その中で自分のやりたいことを実現できるジャンル、業態などのカテゴリを見極めましょう。
SNSや口コミ等にとらわれず、知人や担当エージェント等からも情報収集するようにしていき、客観的に見極めましょう。
自分のアピールポイントは?
事務的な作業と思われがちな応募書類作成ですが、一般的な採用の選考フローは書類選考から面接に進む流れ。書類選考で企業にあなたの魅力が伝わらなければ、次のステップへのチャンスも失われてしまいます。あなたの今までの経験や次に挑戦したいことへの想いが伝わる書類作成を心掛けましょう。
写真はデータで持っておくことが望ましいです。
いつ、どのような経路で、どの会社に応募したかは必ずメモしておきましょう。また応募の際に提出した書類は必ず応募先社名とともに、控えをとっておきましょう。
企業に何を伝えたい?
書類選考が通ったらいよいよ面接。限られた時間の中で、本当に伝えたいことをしっかり言葉にできるように用意しましょう。また、企業からの質問にも答えられるよう、企業リサーチも徹底的に行いましょう。
写真はデータで持っておくことが望ましいです。
いつ、どのような経路で、どの会社に応募したかは必ずメモしておきましょう。また応募の際に提出した書類は必ず応募先社名とともに、控えをとっておきましょう。
条件の確認はしましたか?
企業から内定の連絡が来たら、いよいよ最終調整。就業後のミスマッチを防ぐため、条件面はしっかり確認しましょう。また、複数社から内定を得た場合は、転職活動を始める前に整理した、転職活動で実現したいことに立ち返って、内定を受ける企業を決めましょう。
給与や待遇等、面接の段階で確認しきれなかった就業条件は、このタイミングでしっかり確認しましょう。
複数社内定が出ている場合や、1社だけれども決めかねているという場合は受諾の返答期限を必ず確認しましょう。エージェント経由で選考が進んでいる企業がある場合は、エージェント経由でないものも含めてすべてのスケジュールを共有し、期限の調整交渉なども依頼すると、スムーズにすすめることができます。
最後まで丁寧に対応しましょう
引き継ぎが上手くいかない、現職からの猛烈な引き留めに合う、など活動の最終段階で予期しないトラブルが発生することは多々あります。そうならないよう、早め早めに周囲に状況を共有し、必要なフローとスケジュールを確認しましょう。
このタイミングは人それぞれで、一概には言えません。伝えるタイミング・伝え方など、迷った時にはお気軽にエージェントにご相談ください。
充実した転職活動となるように、全体の流れや職務経歴書の書き方、あなたのアピールポイントのピックアップなど、
ご希望の転職を実現するため、事例も交えてご紹介いたします。