私たちインター・ベルはファッション・アパレル業界で働きたい方と一緒に成長し、クライアントの価値創造への貢献と、働く方々の生涯価値向上を目的にしています。

また人の可能性は無限大だと信じています。今回我々が立ち上げたMEDIAは、さまざまな経験を経て今最前線で活躍している方をピック。インタビューを通して、この業界で活躍するうえでの参考になればと思います。

第2回のインタビューのゲストは、韓国発ECプラットフォーム「NUGU」代表のパク・ハミンさんです。NUGU(ヌグ)は、インフルエンサーを基盤とした韓国発のファッションショッピングアプリです。2020年10月にサービスを開始し、8ヶ月でアプリの累計ダウンロード数20万、月間売上高1.5億円を突破しました。NUGUは、日本のファッションインフルエンサーと直接契約し、ファッションコンテンツを制作、商品を販売する形態で事業を運営しています。

弊社は先日開催されたNUGUの青山POPUPも取材。それも踏まえ、COOのパク・ハミン氏にお話を伺いました。


NUGU代表 パク・ハミン氏

インフルエンサーが基盤のファッションEC

――今年は新宿に店舗もオープンされていました。この一年を振り返るとどんな感想ですか。

NUGUとしては一層活躍できたなと思っています。新宿ルミネのお店のオープンによってオフラインの領域でも進出でき、幅広く成長できた一年だったのかなと個人的に思います。

――NUGUを創業した背景を教えてください。

日本のインフルエンサー市場にたまたま興味を持った時に、インフルエンサーたちが直接Eコマースができる環境がまだ整っていないことに気づきました。そこでそのビジネスに自分が率先して入りたい、と思ったのがきっかけでNUGUを始めることになりました。

――NUGUがほかの通販と違う点はなんですか。

違う点といいますと、やはりインフルエンサーが直接アイテムをセレクトして自分自身でEコマースを動かすところです。社内ではインフルエンサーのデータが蓄積されていて、それがマーケティングの材料として活用されています。マーケティングとEコマースがインフルエンサーによって同時に行われている点が、大きな違いかなと思います。

――今何人ほどのインフルエンサーがチームにいて、毎日どのくらいのアイテムが更新されているのでしょうか。

約60名ほどのインフルエンサーが活躍しており、月5000個のアイテムが更新されています。

次は日本の企業や有力ブランドの誘致に着手

――現在のユーザー層と、今後狙っていきたいユーザー層を教えてください。

今メインになっているユーザー層はやはり、初めにインフルエンサーを知っていて、NUGUでお買い物する方が多いです。今後はインフルエンサー経由ではなく、直接NUGUの存在を知ってもらいたいと考えています。
また今後日本のブランドの出店ビジネスも活発的にやっていきたいと思っています。そうすると今日本でファッションが好きなお客様も自然にNUGUでお買い物できるような環境になると思うので、それこそがNUGUがこれから新しく獲得したい層になるのかなと思います。

――今考えている、会社の次のステップとはなんですか。

韓国の本社が発端でこのビジネスをスタートしたのですが、もっと日本の現地に合った、ローカライズされた信頼度・熟練度を獲得していかないと、とは思っています。来年は日本のMZ世代の中で、「1番ホットでトレンディなプラットフォームだ!」とイメージ付けることが目標です。

成長し続けるNUGUで輝く人材

――NUGUはインスタグラムのフォロワー数は58万人。SNSの活用(インスタ・Tiktok)で意識していることはありますか。

インフルエンサーの方々が直接自分でコンテンツを作成するので、内容も幅広く豊かで、ボリュームがありますね。最近はインフルエンサーをパリ・ニューヨークに連れて行って撮影を行いました。そういったグローバル的に撮影したり活動したりするのを受け入れていることも、NUGUがトレンドをリードできる要素になっているかなと思います。
なのでトレンドに沿って真似するのではなく、NUGUが新しいトレンドを作って道を開いていくようなイメージを持っていて、マーケティングやSNSでも意識しています。

――活躍している社員の特徴を教えてください。

やはりスタートアップというのもあって、毎日大変なことも多いです。自分からちゃんと道を開いていかないといけないところを、大変だなと思わずに自分でやりがいを見つけたり感じたりできるような人が集まった会社にしていきたいなと考えています。日本支社では韓国人と日本人の割合は3:7と日本人の社員が多いですよ。

――今一番求めている人材どんな人ですか。

ビジネスをきちんと理解していて、競合との差別化を図りながらこのビジネスを上手く回せるような人が必要かなと思います。

――なるほど。では将来どのような会社に発展していきたいですか。

NUGUは今後、日本のファッション・ビューティー・ライフスタイルのプラットフォームでNo.1になることを目指します。ゆくゆくは日本だけではなく、グローバル進出もできるように励んでいきたいという夢があります。

――ありがとうございました。

日本でN0.1になるという高い志を持った代表の思いは、通訳を通してもなお強く伝わってきました。今後も成長を続ける日本のEC市場で、NUGUは最前線で活躍していくに違いありません。
今回は貴重な機会をありがとうございました。

〇NUGU(ヌグ)

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