私たちインター・ベルはファッション・アパレル業界で働きたい方と一緒に成長し、クライアントの価値創造への貢献と、働く方々の生涯価値向上を目的にしています。
また人の可能性は無限大だと信じています。今回我々が立ち上げたMEDIAは、さまざまな経験を経て今最前線で活躍している方をピック。インタビューを通して、この業界で活躍するうえでの参考になればと思います。
今回は株式会社オアシスライフスタイルグループで新しく立ち上がったブランド、Macqlo(マックロ)をピック。オアシスライフスタイルグループはスーツのようなオシャレな作業着「WWS」や人気タピオカブランド「春水堂」などを展開している(グループ会社・オアシスティーラウンジが運営)。
大阪にオープンしたPOPUP店舗ではMacqloとWWSのアイテムを販売。筆者はオープン日に伺い、広報担当にインタビューさせていただいた。
始まりはアパレルに無縁な業界
――まずはMacqloについて、簡単なご説明をお願いします。
「ファッションの悩みなんて、全て真っ黒に塗りつぶせ」をコンセプトとして掲げているアパレルブランドです。ターゲット層は30~40代の男性。実はファッションに悩みを持たれている方が多い年代なんです。服選びは面倒だけど、見た目は気にするという方に向けたブランドになっています。
――会社のご説明、そしてオシャレな作業着「WWS」についても教えてください。
弊社は2006年に、もともと水道工事業が始まりで設立しました。マンションを主体に、水道管周りのメンテナンスを行っていました。
水道工事業界は全体的に年齢層が高いのが課題。当時はオリンピックも近かったので建設ラッシュで、人手不足に苦しんでいました。弊社はベンチャーというのもあり若手を採用したいけど、業界的に年齢層が高いので、見た目からかっこよくできないかというきっかけでこのプロジェクトが始まりました。作業員たちはいわゆる作業着を着ていましたが、それをオシャレでかっこよく変えてみたい!と。
そして設立の10周年記念である2016年に、お祝いでなにかできないかというところで、長年の課題解決も兼ねてWWSが生まれます。
始めは色々なところから生地を取り寄せてサンプル作りをしていたのですが、納得できるものができず…。最終的に自社で開発し、「ultimex」という生地が完成しました。
そして実際に出来上がったものを作業員が着用して施工していたところ、それを見た三菱地所コミュニティ様から採用したいとのお声がけをいただき、WWSというブランドの立ち上げに繋がりました。
――そんなスタートだったのですね!また、タピオカ店「春水堂」のマネジメントも行われていますね。
はい。代表の関谷が水道事業の海外展開を考えて台湾を訪れた際に、たまたま春水堂を訪れて。雰囲気や美味しさに感動し、是非日本展開を始めたいと2年ほど交渉し、始まりました。台湾の本家はもともと海外進出する気はないとのことだったのですが、関谷のアプローチで承諾いただき、今では日本で15店舗展開しています。
Macqloの魅力は、こだわって自社開発した生地
――アパレルからフードまで、ライフスタイルに幅広く注力されているのですね。では今回のメイン、Macqloのアイテムについて、こだわったポイントなど教えてください。
全部で9型(トップス5、アウター2、パンツ2)ご用意しておりまして、やはり一番の特徴は、自社で開発した生地「ultimex」になります。実は、ユナイテッドアローズの名誉会長である重松さんに命名していただいたんです。
機能性としては「ストレッチ」「速乾性」「撥水機能」「通気性」が強みです。ご自宅で洗っていただけて、しわになりにくい素材になっています。
一番人気のパンツはファスナー付きの隠しポケットが付いているので、ワイヤレスイヤホンやお財布など、無くしたくないものをしまえる工夫をしています。
またもう一つのこだわりはTシャツです。Tシャツを買い替える瞬間って、首元がよれたり黄ばんだりしたときかなと思います。Macqloのアイテムは、首元が伸びにくい仕様になっています。
しかしこのまま頭からかぶると着脱がしにくいため、肩の部分にチャックをつけています。ハンガーに干すときも、干しやすいですね。
基本的にはこの2点が手に取られるお客様が多い印象です。
――ほかのブランドと違う点はなんですか。
弊社のアパレルは通年で同じものを販売しています。ヒアリングでも、自分が気に入って購入した商品が、次お店に行ったらもう買えなかったという声は多くて。「お客様が2年後でも3年後でも、同じ商品を買える」というようなビジネスモデルを設定しているので、季節ごとに新商品が出てラインナップが入れ替わるということがありません。WWS、Macqloは通年同じものを販売し続けるというところが、他のアパレルさんとの違いになるかなと思います。
また売り場は様々な色を使って綺麗に見せることで、お客様の購買意欲を増加させる効果があります。一番売れるのが「黒」や「白」などシンプルな色味とわかっていても、見た目を華やかにするために他のカラーバリエーションを設けるお店も少なくありません。
Macqloはあえて色の選択肢を「黒」のみに絞り、在庫消化のためのセールや廃棄などアパレル業界の抱える問題を解決できるのではないかと考えています。
――なるほど。SDGsにも配慮した観点もあるのですね。
アパレル業界に新しいスタイルを
――今回の大阪POPUPについてコメントをお願いします。
今日本でMacqloを実際に見れるのはこの大阪の店舗のみになっているので、気になっていた方は是非店頭に足を運んでいただいて、お気に入りの「黒」をここで見つけていただければなと思っています!
――6月には渋谷宮下パークにて常設店舗がオープン予定。今後に向けて意気込みを教えてください。
Macqloというブランドを立ち上げてから有難いことにご好評いただき、たくさんのお客様に見ていただけています。なので宮下パークの店舗は「ブランド感」が分かるような空間にしていきたいです。お客様に実際にご来店いただき、自分が欲しい「黒」を見つけられるようなストアにしたいです。今年は常設含めて3店舗を目標にしています。
またECではMacqloのアイテムだけでなく、他のブランドさんの黒いアイテムを集め「黒」だけを扱うECモールとしてプラットフォーム化できればと思っております。
――ありがとうございました。
”黒×機能性”だけのアイテムで、私服選びに悩む男性から圧倒的支持を得る「Macqlo」。今後も渋谷店オープンなどを控え、拡大していくに違いない。水道屋からここまで展開を広げ、こだわられたアイテムを、是非体感してみてほしい。
【黒×高機能】に特化したメンズアパレルブランド。ファッションの悩みなんてすべて真っ黒に塗りつぶせ。
▶公式HP:Macqlo
▶株式会社オアシスライフスタイルグループ:株式会社オアシスライフスタイルグループ (oasys-inc.jp)