ブランドリユースのパイオニアとして知られるKOMEHYOが、2025年11月28日(金)、表参道に新たな店舗「KOMEHYO VINTAGE TOKYO atelier」をグランドオープンした。
好評を博してきたヴィンテージ専門店「KOMEHYO VINTAGE TOKYO」の姉妹店として誕生した本店舗は、【atelier=生み出す、創る場所】をコンセプトに、ヴィンテージの魅力はもちろん、次の世代へと受け継がれていく“ネクストヴィンテージ”の価値を提案する場所だ。
今回、ひと足先に実際の店舗を取材する機会をいただいたので、店内の様子や感じたこと、そして担当者の方に伺ったメッセージをお届けしたい。
表参道の空気になじむ静かな佇まい
店舗が位置するのは、感度の高いショップやギャラリーが立ち並ぶ表参道エリア。外観は白を基調としたミニマルなデザインで、差し色のグリーンが瑞々しさを添えている。派手すぎず、それでいて存在感のあるその雰囲気は、近くを歩いていると自然と視線を引き寄せられる。
店内に足を踏み入れると、印象は一気に“アトリエ”。インダストリアルな無機質さと、木目の什器がもたらす柔らかさが心地よく共存しており、ギャラリーとも工房ともつかない絶妙な空間が広がっている。
ショーケースには標本箱をモチーフにした仕掛けが施されており、「見る楽しさ」も同時に成立しているところがとても新鮮だ。
2,000点以上の圧巻のラインナップ
ラインナップはバッグ、ジュエリー、時計、アパレルなど幅広く、店内には約2,000点以上のアイテムが所狭しと並ぶ。ただ“数が多い”というだけではなく、「ネクストヴィンテージ」を強く意識したキュレーションがなされている点が印象的だった。
従来のヴィンテージだけにとどまらず、今まさに人気が高まっているアイテムや、これから価値が育っていくであろうアイテムがバランスよく並び、眺めているだけでも時代の移ろいやカルチャーの変化が感じられる。
特に注目したいのが、1号店にはなかったメンズ・ユニセックス向けアイテムの充実だ。カップルやファミリーで訪れても一緒に楽しめるように設計されており、「ヴィンテージをもっと身近に、もっと自由に」というKOMEHYOの想いがしっかりと体現されている。
実際に訪問して感じたこと
今回の取材でまず感じたのは、「ヴィンテージショップの“堅さ”をほどよくほぐした空間」だということだ。
従来のヴィンテージショップは、どこか“知識がある人だけが楽しめる場所”のような雰囲気をまとっていることも多い。しかしここは、ディスプレイや空間の温度感がとてもフラットで、初めてヴィンテージに触れる人でも肩の力を抜いて楽しめる。
“自分らしいスタイルを創造する”というコンセプトが、空間全体にわかりやすく息づいていると感じた。
担当者に聞いた店舗づくりへの想い
今回のオープンにあたり、担当者へこの店舗に込めた狙いや想いを伺った。
株式会社コメ兵 東日本エリア営業部次長の安蒜(あびる)氏は、昨年オープンした「KOMEHYO VINTAGE TOKYO」について、
「売上計画の進捗に関しては約130%と好調のほか、免税制度を利用するインバウンドのお客様が70%と、当初の狙い通り国内外問わず多くの方にご来店いただける店舗となっている」と語り、その勢いを露わにした。
また、「KOMEHYO VINTAGE TOKYO」そして「KOMEHYO VINTAGE TOKYO atelier」の店長を務める小野瀬氏は、
「この店舗では2006年より最新のものを中心としたネクストヴィンテージの展開にも注目してほしい。Louis Vuittonと村上隆のコラボアイテムなど、現VINTAGE TOKYOでニーズがあったものを取りそろえることができたので、今後も時代の流れを捉えた付加価値の高いアイテムを積極的に展開していきたい」と期待を込めた。
さらに、ラインナップのこだわりについても語った。
「今回、メンズ・ユニセックスアイテムを大幅に拡充したのは、年代や性別に縛られず、より自由にヴィンテージを楽しんでいただきたいから。カップルやご家族でご来店される方も多い表参道という土地柄も意識した。」
そして今後の展開については、
「お客様同士や店舗スタッフとの対話が生まれるようなイベントも開催予定で、ヴィンテージを愛する人々が集うコミュニティのハブになれればと考えている。他の企業とのコラボ・競争企画も検討しているので、常にお客様に新しい体験をお届けし、変化し続ける店舗を目指していきたい」と述べた。
こうした言葉のひとつひとつから、KOMEHYOの“次の挑戦”としてこの店舗が位置付けられていることが強く伝わってきた。
終わりに
今回の取材を通して感じたのは、「KOMEHYO VINTAGE TOKYO atelier」は、ただの新店舗ではなく、ヴィンテージ文化のアップデートに真正面から取り組む拠点であるということだ。
ヴィンテージの奥行きと、次の価値を見出すネクストヴィンテージの視点。その両方を軽やかに行き来できる空間は、ヴィンテージに馴染みが深い人にとっても、これから興味を持ち始める人にとっても、新鮮な発見に満ちている。
グランドオープンは2025年11月28日(金)。自分らしいスタイルを“創る”楽しさを、ぜひこの場所で体感してみてほしい。
〇KOMEHYO VINTAGE TOKYO atelier
店舗所在地:東京都渋谷区神宮前5-2-14 ゲートスクエアビル1F
営 業 時 間:11:00~20:00
販 売 品 目: ブランドバッグ・衣料・宝石・時計
KOMEHYO VINTAGE TOKYO atelier(@komehyo_vintage_tokyo_atelier) • Instagram写真と動画












