国内外のブランドが最新のファッションを発表する2025年春夏シーズンの東京コレクション(楽天ファッション・ウィーク東京)が、9月2日に開幕した。世界中から23ブランドが参加し、東京の渋谷ヒカリエなどを主会場に、服による多彩な表現を競う。
今回はその中で、日本初ランウェイを行うイタリアブランド「HOUSE of MUAMUA」のショーにご招待いただいた。当日の会場の様子をお伝えするとともに、付随イベントについても解説する。
会場は渋谷ヒカリエホール
東京コレクションは渋谷ヒカリエが主会場ということで、大規模なポスターで盛り上げられている。今回の会場はヒカリエBホールで、300人ほどを収容できるスペースだ。
着いてすぐに、外国人の多さに驚いた。ブランド側の招待や関係者含め7割ほどは外国人の印象で、英語が飛び交う。ここが東京なことを忘れてしまうほどだった。
ランウェイを囲んでたくさんの人がコレクションを心待ちにしている。
席には来場者へのプレゼントとしてキーホルダーとステッカー、ポストカードが。ブランドらしいデザインで可愛い。
来場者のルックも目を引く
各国から集まるメディアもファッショニスタが多い。特に、マイアミから来たという起業家・メディアリポーターのtravon氏は会場でもひときわ目を引いていた。(写真右)
かっちりとしたタキシードに、ワンポイントのbacciocoutureのスカーフがかっこいい。
イタリアで過ごす夏がテーマの25SS
HOUSE of MUAMUAの25SSショーのテーマは”Happiness is A Summer in Italy“。
イタリアで過ごす夏のバケーションに着想を得て、陽気な日差しに照らされながらのんびりと過ごすバカンスルックを提案する。
コレクションはコットンやシアー素材がなびき、ゆったりとしたデザインで夏ののんびりとリラックスした雰囲気を演出する。また水着風のデザインやフレアなシャツワンピースなど、ビーチ・バカンスを彷彿とするシルエットとなっている。
色使いも注目したいポイントだ。定番の白・黒に加えてイエロー、ピンク、ブルーなどパワフルな印象を与えるカラーのアイテムも多く、爽やかな夏のひと時を感じさせる。
つばが大きなハットも印象的。イタリアのまっすぐな日差しが想像できる。
モデルとデザイナーが大集合!
ショーのあとは、ブランドの代表、デザイナー、そしてモデルたちが集合した。代表は「日本で初のショーを成功できてとっても嬉しいです。協力してくださったモデル、ヘアメイク、東京コレクションの関係者すべてに感謝します!」と喜びの声を露わにした。
また日本でウォーキング講師などを行い、今回もランウェイを歩いたcelenaさんは、「このショーのために2カ月ほど、毎日みんなで努力してきました。素敵なコレクションを披露出来て嬉しい」と語った。
ヒカリエではルックの展示も
渋谷ヒカリエでは、8階で日本発ブランド「TERMA」のルックの展示を行っている。TERMAは同日2日に初のショーを行った。入場無料なので、誰でも気軽に見ることができる。
インクジェット捺染(なっせん)プリンター「FOREARTH」を使った、環境負荷低減のための生地印刷技術なども併せて紹介する。
ファッションウィークは7日まで。残りもそれぞれの世界観を反映した各ブランドのショーに注目したい。
〇東京コレクション(楽天ファッションウィーク)
Rakuten Fashion Week TOKYO(楽天ファッション・ウィーク東京)