11月21日(金)から23日(日)までの3日間、六本木ヒルズアリーナで「Amazon Black Friday Market」が開催されている。
これはAmazonが11月24日(月・祝)0時~12月1日(月)23時59分までの8日間にわたって開催する年末最後のビッグセール「ブラックフライデー」の開幕に合わせた体験型イベントで、今年のテーマは“ほしいが丸ごと、お得に叶う。”。

オレンジを基調とした空間は、クリスマスマーケットの温もりとAmazonらしさが調和し、入口に足を踏み入れた瞬間からワクワクする雰囲気に包まれている。
展示エリア、クリスマスツリー、雪遊びエリア、抽選会、スイーツ提供など、多層的なコンテンツが広がり、“見て・触れて・味わう”ブラックフライデーの世界観を存分に体験できる構成だ。

筆者は初日の21日に実際に会場を訪れ、各ブースの内容やスイーツを体験。担当者インタビューも実施したので、当日の様子を詳しくレポートする。

250点以上の商品を“見てから買える”展示エリア

会場内でもひときわ存在感を放つのが、ブラックフライデー対象商品の中から厳選した250点以上を並べた展示エリアだ。
家電・ガジェット・美容アイテム・調理器具・日用品など幅広いカテゴリの商品が整然とレイアウトされ、ECの利便性とリアル展示の価値を掛け合わせた空間となっている。

実物に触れられることで得られる「サイズ感」「重さ」「質感」の確認は、オンラインでは得にくいポイントであり、購入判断の背中を押してくれる。
すべての商品横にはQRコードが設置され、読み取ればそのままAmazonの商品ページへアクセスできる仕様だ。

さらに、辻希美氏がセレクトした“ほしいものリスト”の展示コーナーも設置されており、暮らし目線での商品選びが紹介されている点も興味深い。

六本木にそびえる巨大クリスマスツリー

イベントの中心には、6メートルの「Amazon Black Friday Tree」が立ち上がる。Amazon Boxをモチーフにしたオーナメントが特徴で、昼夜でまったく異なる表情を見せる構造だ。

昼間は華やか、夕方以降はイルミネーションが点灯し、上品な輝きを放つフォトスポットとして存在感を発揮していた。大きさ、迫力、デザイン性のいずれも高く、イベントの象徴となるビジュアルになっている。

都心で雪遊びができる「Kids Snow Park」

会場の一角には、人工雪を使った“雪遊びエリア”が設けられている。氷を原料にした人工雪が使われており、薬品不使用で安全性が高い点が特徴だ。

手で触ったときのひんやり感や、握ると固まる本物の雪のような質感が再現されており、季節感を感じられるコンテンツとなっている。都会の真ん中で雪に触れられる体験は珍しく、イベントのアクセントとして印象に残るエリアだ。

抽選会で当たる“Amazonフレッシュのスイーツ”を実食!

イベント内で実施されている抽選会では、オリジナルグッズやギフトカードのほかAmazonフレッシュの食材を使用した限定スイーツが提供されている。
今回、実際に提供されていた2種類を試食した。

オレンジフォンダンショコラ

外側はほどよく焼き固められ、中からは温かなチョコレートがとろりと流れ出す本格的な仕上がり。濃厚なチョコのコクの後に、オレンジの香りがふわりと広がるため、重すぎず最後まで美味しく味わえる。
屋外イベントで食べる温スイーツとして、身体がほっと温まる一品だ。

タピオカブリュレラテ

表面に軽くブリュレ加工が施され、キャラメリゼの香ばしさとミルクの甘みが調和したドリンク。もちもち食感のタピオカとバナナがたっぷり入り、スイーツ感覚で楽しめる仕立てになっている。

どちらもクオリティが高く、コンテンツの満足度をさらに押し上げている印象だった。

イベント担当者に聞いた“今年の見どころ”

今回は特別に、アマゾンジャパン合同会社の担当者にお話を伺った。

――今回の「Amazon Black Friday Market」を開催する狙い・目的を教えてください。

「ブラックフライデーは年末のお買い物や自分へのご褒美など、お買い物をするタイミングがすごく増える時期です。普段我々Amazonはオンライン展開ということで、なかなか実物の商品を見ることができないので、今回はセール対象商品を過去最多の250点以上、特に注目のディールを中心に展示しています。」

――例年との違いはなにかありますか。

「今回300万点以上ある商品の中でも、初めて体験型の商品を用意しています。例えば、アウトドアブランドsnow peakさんの手ぶらでキャンプに行けるグッズと宿泊テントのセットや、くら寿司さんの豪華海鮮詰め合わせと、店舗でご利用いただける商品券のセットなど。年末年始は大切な方と過ごす時期だと思うので、モノだけではなく”思い出作り”になるような商品も意識して展開しています。

また、”amazon beauty collection box”という韓国コスメセットや男性用セルフケアセットなど、様々な商品を試せる限定セットも用意しています。」


Amazon.co.jp: Collection Box やすらぎをあなたに ヒーリングケアセット : ビューティー

――会場内には様々なコンテンツが用意されているんですね。

「寒い時期なので、少しでもほっこりしていただけるようなスイーツやドリンクを、イベント限定メニューとしてご用意しました。ガラポンではAmazon限定グッズが当たるキャンペーンも実施しています。

さらに、お子様にも冬の思い出として楽しんでいただけるよう、雪のブースを設けました。ご家族で来ても、さまざまな年代の方がそれぞれ楽しめるよう、コンテンツづくりには特にこだわっています。」

――来場者へのメッセージをお願いします!

「段々冬らしくなってきましたが、ぜひお出かけのついでに立ち寄っていただければと思います!同時に自分へのご褒美だったり、普段愛用している実用品のお買い物、ご家族やご友人へのプレゼント選びにこのイベントをご活用いただけると嬉しいです。」

――ありがとうございました。

ECとリアル体験が融合した“新しいブラックフライデーの楽しみ方”が、今年の狙いであることが伝わってきた。

まとめ

「Amazon Black Friday Market」は、オンラインショッピングでは味わえない“リアルならではの発見”と“イベントとしての楽しさ”を同時に体験できる内容となっている。
巨大ツリーや雪の演出、限定スイーツなど、買い物目的以外でも楽しめるコンテンツが揃っており、“ほしいが丸ごと、お得に叶う。”という今年のテーマをそのまま体現したイベントと言える。

会期は11月23日(日)まで。ブラックフライデー本番である11月24日(月)〜12月1日(月)に向けて、気になる商品をチェックしたい人にも、季節のイベントを楽しみたい人にもおすすめのスポットだ。

■「Amazon Black Friday Market」開催概要

  • 開催期間: 2025年11月21日(金)~11月23日(日)
  • 営業時間: 11:00~20:00 (最終入場 19:30)
          ※11月21日(金)のみ13:00~20:00
  • 会場: 六本木ヒルズアリーナ(東京都港区六本木6丁目10-1)
  • 入場・利用料: 無料
  • 備考: 会場内の混雑状況に応じて、滞在期間の制限や入場制限を行う場合があります。