ここ数年、音楽・グルメ・メイクなど様々な分野で続く韓国ブーム。そこで最近話題なのが、韓国メイクをプロのメイクアップアーティストに施してもらえる「メイクサロン体験」。メイクやヘアセット、撮影まで体験でき、まるで韓国アイドルのような、普段と違う自分になれる!と人気を博している。韓国旅行のアクティビティとして話題になり、韓国でおよそ165,000ウォン~220,000ウォン(1万7000~2万円程度)。
これを、日本で実現させるために立ち上がったのが、韓国メイクアップサロンYU1Lだ。ここでは、数々の韓国アイドルのメイクを手掛けたジウォン先生プロデュースによるメイクを体験できる。
実際にサロンに訪問
サロンは浜松町駅から徒歩3分ほどのビル内。入口前の看板が目印だ。
サロンの中に入ると、清潔感のある真っ白なドレッサーと、机一面に広げられたコスメが目を引く。女子なら誰しもが憧れる光景だ。
アイシャドウからチーク、ハイライトやシェーディングなど全て揃う。
また引き出しを開けると、マスカラやアイブロウ、つけまつげが入っている。
担当者にインタビュー
実はこのメイクサロン、株式会社シルキースタイルと、ピースボイスエンターテイメントという芸能事務所が共同で設立している。今回はシルキースタイルの大城さん、そして実際にサロンでも働かれている袴田さんにお話を伺った。
――YU1Lについて、簡単なご説明をお願いします。
大城:KPOPアイドルや韓国俳優など、多数の実績があるプロのメイクアップアーティスト達による韓国メイク専門のクリエイティブチームです。従来は来日韓国アイドル、俳優向けサービスでしたが、今は期間限定で、一般のお客様向けにPOPUPという形で運営しています。
――立ち上げの背景を教えてください。
大城:シルキースタイルは創業以来、美容関連の商品開発やサロン運営を行ってまいりました。近年、全体的に美容に対する「韓国」へのニーズが高まっているのを感じていて。そんな時に、ピースボイスさんから「韓国のメイクアップアーティストと繋がりがある」とお声がけいただき、共同事業をやってみましょうとなり、昨年業務提携を行いました。
サロンの運営は弊社で行い、働く人員の確保をピースボイスさんで行っています。
袴田:日本で韓国人気が高まっていること、KPOPアイドルの来日も多くなっていることもあり、日本での「韓国メイク」の需要が大きいというところに着目しました。国内で本格的な韓国メイクができるサロンがあればいいな、という思いから、今運営させていただいています。
――サロンのこだわりポイントはなんですか。
大城:一番のこだわりは「スキル」。現役でアイドルのメイクもしているプロのアーティストが担当するので、そのぶんクオリティも期待いただけるかなと思います。なかなかプロアイドル・一般の方どちらも受けているお店は少ないのかなと。
――日本と韓国のメイクの違いや、韓国メイクの特徴を教えてください。
袴田:ディテールの部分の違いが大きいかなと思います。日本だと、「時短メイク」「簡単メイク」の需要が高く感じますが、韓国は細かい部分へのクオリティを確実に仕上げることを意識しています。また顔のコンプレックスは隠しつつ、綺麗な部分は最大限生かしたメイクが特徴的です。
――確かに、まつ毛などを丁寧に上げるイメージがあります…!
袴田:韓国ではホットビューラーの代わりに竹串を炙って、まつ毛を上げたりもします。ディテールへのこだわりはやはり強いようですね。
――お客様にはどんな方が多く、体験した声にはどんなものがありますか。
袴田:今は幅広い年齢層のお客様にご利用いただいています。POPUPオープンしてすぐは、やはり女性の方が多かったのですが、最近は男性のお客様もいらっしゃいます。
またお一人ではなく、友人同士や親子、カップルでいらっしゃたり。幅広く楽しんでいただけているのかなと思います。
「今までの自分と違う!」「もうこのメイク落としたくない!」など嬉しいお声もたくさんいただいています。
――今後について、意気込みをお願いします!
大城:POPUPだけでなく、いずれは常設展をオープンできるようにするのが今の目標です。
袴田:「メイクを他の人に任せて綺麗にしてもらえるか不安」という方や、来るのをためらっている方、そもそもメイクサロンの存在を知らない方もまだまだいらっしゃいます。プロメイクアップ集団YU1Lとしての活動の幅を広げるとともに、色々な方にもっと認知していただけるよう、今後とも努めていきます。
――ありがとうございました。
ただメイクを体験できるサロンではなく、来日韓国アイドルや俳優向けのクリエイティブチームとしての役割YU1L。すでにPOPUPとして一般の方からの人気も高いので、気軽にメイクサロンを利用するようになる日は近いかもしれない。
〇本格韓国メイクサロン「YU1L」
https://x.gd/QT3JP