かっこよく年を重ねたい人におくるWebマガジン「キネヅカ」。年齢を重ねることに希望を持てるよう、かっこよく年を重ねる人生の先輩たちの姿を紹介することで、多くの人々の心に響くストーリーを届けてきた。
最近ではNetflixドラマ「地面師たち」で老人役を演じた俳優・五頭岳夫さんや、ドキュメンタリー番組「情熱大陸」で20年以上ナレーターを務める窪田等氏などのインタビューが反響を呼んでいる。
そんな「キネヅカ」から、今回アパレルブランドが誕生。「生涯現役」をモットーに、「カッコよく年を重ねる」という価値観をファッションという形で表現し、世代の垣根を超えて共有できるブランドを目指す。
今回はキネヅカ運営チームに実際にインタビューし、その誕生背景や今後の意気込みを伺った。
キネヅカってなに?
Webマーケティング事業やデザイン事業を展開する株式会社LONZと株式会社ネリデザインが共同運営するwebマガジン。
年を重ねることへの不安を払拭し、人生100年時代のイメージを明るいものにするため、かっこよく年を重ねる人生の先輩たちの生情報を届けている。
Webサイト : https://www.kinezuka.jp/
担当者にインタビュー!
今回は株式会社LONZの田中さん、鈴木さんと株式会社ネリデザインの納谷さん、鳥羽さんにお話を伺った。納谷さんは「キネヅカ」で編集長を務める。(以下敬称略)
キネヅカについて知りたい
――Webマガジン「キネヅカ」について簡単なご説明をお願いします。
納谷:キャッチコピーは「かっこよく年を重ねる人に贈るWebマガジン」。高齢者の話題というと、ニュースではネガティブなものが多いですよね。しかし、世の中「生涯現役」でやられている元気な面白い方たちもたくさんいらっしゃいます。そういった活躍する人々を取材して、読んだ方が元気になるようなニュースを届けようと発足しました。もともとネリデザインでやっていて、途中からLONZさんと共同で運営するようになりました。
――「キネヅカ」というネーミングには何か意味があるのですか。
納谷:「昔取った杵柄(きねづか)」ということわざが由来で、「昔学んだことがいつか役に立つ」「失敗したことでも、経験として役に立つ」という意味です。実は、リボンのように見えるロゴの部分は横向きの杵をイメージしています。
――各社のご説明もいただけますか。
納谷(ネリデザイン):ネリデザイン株式会社では、企画の段階から入り、Webやグラフィックのデザインなどさまざまな制作を行っています。「親しみや温かみのある」デザインが得意です。
田中(LONZ):LONZ株式会社はマーケティング支援が主な仕事で、SNSやSEOマーケティング、広告施策、プロモーションの設計などをやっています。
――「キネヅカ」はそんな2社が一緒に運営しているのですね。ちなみにいつから始まったのでしょうか。
納谷:ネリデザインを立ち上げる前の2017年から始めて、2020年に一緒に運営するようになりました。
――これまで100名以上のインタビューをしてきた中で、印象に残っているゲストはいらっしゃいますか。
納谷:有名な方だと私がずっとお会いしたかった「ゴルゴ13」のさいとう・たかをさんとお話しできたことは忘れられません。あと、ナイツがよくネタにしている内海桂子師匠は亡くなる前、96歳の時にお会いし、一緒に浅草演芸ホールの舞台裏に入らせていただいたり。
(「100歳まであと4年。わけはないよ(笑)」 内海桂子さんインタビュー(前編) | キネヅカより)
どの方も共通して、お会いすると本当に元気で、こちらが逆に励まされることばかりです!みなさん趣味を持っていたり、やりたいことがある方はすごく元気ですね。あと、食べることが好きな人が多い(笑)。
鈴木:私は主にインタビュー内でカメラマンを担当しています。特に印象に残っているのは、「おじいちゃんノート」を手作りする下町の印刷屋さんのおじいちゃん。本当に元気で、74歳で国家試験に挑戦したり、「今後も新たなチャレンジをしたい!」というアクティブなお話を伺って、パワーをいただきましたね。
(1つのツイートがきっかけで会社の運命が変わった⁉︎「おじいちゃんのノート」でつながる奇跡 | キネヅカより)
アパレル事業もスタート
そして2025年2月、「キネヅカ」からアパレルブランド「生涯現役」が誕生。オリジナルグッズの販売がスタートした。
――開発の背景を教えてください。
田中:Webメディアは、ページビューを求めすぎるとコンセプトにそぐわないPV集めの為だけの記事を書いたり、収益を求めすぎると意に反した広告を掲載したり。そういった目先の結果だけを見据えていてはメディアの質も下がると私は思っています。
「キネヅカ」はそういう風にしたくない。ページビューが仮に少なかったとしても、「コアな読者の方を大事に、一緒に成長していきたい」と思ったのがきっかけでした。
その一つの手段として、買いやすいアイテムを多品種で揃えていくことが応援しやすいのではと思い、物販事業もスタートさせました。
――「生涯現役」。このワードはどのようにして決まったのでしょうか。
田中:もともと私たち2社とも企業理念が「生涯現役」というワードで一致していたこと、また、インタビューするシニアたちから「年とってもずっと現役で頑張りたい!」「新しいことにチャレンジしたい!」というお声が多かったので、繋がる言葉として「生涯現役」を選びました。
――ロゴのこだわりは何かありますか。
鳥羽:初めはおじいちゃんおばあちゃんっぽさを出して筆文字の渋いイメージも考えたのですが、やはり考えていくうちに浮かんだのは「着てもらわないと始まらない!」ということ。「可愛い」「着たいな」と思っていただけるロゴを念頭に置いて考案しました。
漢字四文字で強い印象なので、可愛らしくしすぎず、渋すぎずの塩梅が難しかったです。下に「NEVER RETIRE」という英字も入れて遊び心を加えてみたり、工夫しました。
――読者の声はどんなものがありましたか。
納谷:赤い色がちゃんちゃんこっぽい!ということから、ご両親へのプレゼントにしたというお声もいただきました。キャップは若い世代に人気でしたね。パッと見て元気になる色、インパクトのある色、ということで「赤」を選んだのは正解だったのかなと思っています。
――最後に、今後に向けて意気込みをお願いします!
田中:今後のアパレル展開は反響を見ながら検討中です。種類を増やして、買う選択肢を増やしていきたいと思っています。また、このインナーソックスは和紙でできてて通気性に優れているため、立ち仕事の業種、例えば医療介護従事者などへの法人販売も検討しています。
納谷:ますます高齢者社会になっていきますが、今はシニアもスマホも使う時代。「キネヅカ」を見て元気をもらっていただけたら嬉しいです。また、読むだけで終わらず、「生涯現役」のアイテムを使っていただいたり、読者の方と交流できるリアルなイベントも開催できたらいいなと思っています。
そして「キネヅカ」としては老舗の応援や、昔ながらの技術が絶えないような事業継承にも貢献していきたいと思っています。
――ありがとうございました。
まとめ
生涯現役で活躍する様々なシニア。その長い人生で得た知見をざっくばらんに語る「キネヅカ」は年を重ねることへのイメージをワクワクするものにしてくれる。かっこよく年を重ねる人生の先輩たちの言葉を胸に、自分自身も「生涯現役」で活躍していきたいと思う。そして是非、オリジナルグッズもチェックしてほしい。
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